前回は近鉄南大阪線北田辺駅から始めた田辺まちあるきMAP、今回は地下鉄谷町線田辺駅から始めていきます。

まずは地下鉄谷町線田辺駅です。近鉄南大阪線北田辺駅から歩いても行くことができますよ。

田辺駅から長居公園東筋を南下し、大阪市立田辺小学校から信号を渡って西へ進むと見えてくるのが恩楽寺です。

フェンスで見にくいのですが、模擬原爆投下跡地の碑が建てられています。1945年7月26日9時26分広島・長崎への原爆投下を想定してこの地に模擬原爆が投下されたそうです。

1991年に愛知県の市民グループが国会図書館の米軍資料から模擬原爆投下の一覧表や地図を見つけたことから、模擬原爆というものの存在が明るみになったそうです。

毎年模擬原爆が投下された7月26日に田辺模擬原爆追悼式が恩楽寺で行われているそう。爆心地から200メートルほど離れていたのに爆風で歪んでしまったという恩楽寺では、模擬原爆について学校や市民団体の歴史学習にも積極的に参加されているそうで戦争の悲惨さを学ばせてくれています。

恩楽寺からさらに西に進むと、南北に通っている下高野街道を見ることができます。

高野街道とは高野山へと行くための街道で大阪からは3街道あり、下高野街道は天王寺から矢田、下高野橋から大和川を渡って堺へと向かう道だそうですよ。

馬の道と書かれたプレートの下には馬のレリーフや置物が飾られていました。

下高野街道は北に向かうと庚申街道に当たるそうですよ。

現在は車の通りがそこそこある少し広めの道路になっています。この道をかつては高野山へと向かう人たちの往来があったのでしょうね。想像するととてもノスタルジーな気分が味わえます。

スタート地点の地下鉄谷町線田辺駅はこちら↓

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