【大阪市東住吉区】「うだつがあがらない」の「うだつ」の意味は建物の・・・。だったの、実は!
JR阪和線南田辺駅近くに、南田辺駅前商店街があります。皆さんも「うだつがあがらない」という言葉を耳にしたことがあると思います。私は「うだつ」という言葉は耳にしたことはありましたが、実際にうだつとは何なのか知りませんでした。先日、地域の歴史に詳しい吉村直樹先生に教えていただきました。
こちらの建物の上をみると何と! 見たこともない小さな屋根付き袖壁がありました。これが「うだつ」なのだそうです。漢字で書くと「卯建(うだつ)」です。
うだつとは? 何なのかな? 昔は隣り合った町屋の間で、火事が起きた時のため防火壁として作られていたそうです。うだつを上げるためにはこの部分の費用がかかることから、次第に装飾的な意味合いへと変化していき、江戸時代中期頃には家の財力の象徴として競い合って立派なうだつが上げられたそうです。田邉地区では、地域の方々がまちを大切にしたいという思いで歴史を次世代へ受け継ぐ活動をされているからこそ、子どもたちへと語り継がれているのだと思います。田邉地区HOPEゾーン協議会言葉では知っていたうだつ。ここ東住吉区で卯建(うだつ)を実際に見ることができ、受け継がれることの大切さが伝わりとても素晴らしいと感じました。教示いただいた吉村先生、本当にありがとうございます。
『卯建(うだつ)のある建物が周辺にあるJR阪和線南田辺駅』はコチラ↓