【大阪市東住吉区】静かに胸に残る年末の展示──「toi books」で開催された、ひうち棚 原画展の記録
大阪市東住吉区にある書店「toi books」で、2025年12月12日(金)〜12月31日(水)まで開催されていた「ひうち棚 原画展『ユニヴァースのこども 性と生のあいだ』」を会期中に鑑賞してきました。すでに展示は終了していますが、年末の空気とともに心に残った展示だったため、その記録として紹介します。
会場には、ひうち棚さんによる原画が静かに並び、あたたかい世界観を、印刷物とは異なる“線”や“余白”として感じ取ることができました。やさしくも強い線、視線を返してくるような人物や猫の姿は、見ている私達に何かを断定させるのではなく、それぞれの受け取り方をそっと委ねてくる印象です。

展示空間となったtoi books自体も、作品と非常に相性の良い場所でした。小さな空間ながら、本と原画、そして訪れる人との距離が近く、自然と立ち止まり、考える時間が生まれます。「性」や「生」という大きなテーマでありながら、語り口はとても静かで、日常の延長線上にそっと置かれているようでした。

年末という節目の時期に、この展示を目にできたこと自体がひとつの体験だったように思います。派手さはありませんが、あとからじわじわと思い返してしまう、そんな展示でした。
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