【大阪市東住吉区】祭りの時にはだんじりも見られる、緑に囲まれた桑津天神社へ行ってきました。
国道25号線桑津3北交差点を南に入った住宅街の中に緑に囲まれた神社がありました。
こちらは桑津天神社(くわづてんじんじゃ)さん、大阪府神社庁の紹介ではあまつかむやしろと呼ばれているようです。
大坂の陣によって古書が失われたため創建年代は分からないものの、伝によると髪長媛が「病気になり、少彦名命に祈願し全快したのでこの地に少彦名命を祀った」そうです。ちなみに髪長媛が桑津にいる理由は日本書紀に記されています。
こちらは拝殿、本殿には少彦名命や菅原道真など11の神様を祀っているそうです。
稲荷社には宇迦之御魂神が祀られているとのこと、朱色の鳥居が連なる様子がとも神秘的です。
拝殿右側奥まったところに八幡宮がありました。
こちらは応神天皇と髪長媛が祀られています。日向(現在の宮崎県)から髪長媛が来た理由は応神天皇に迎えられたためですが、後に息子の仁徳天皇の妃となった髪長媛と応神天皇が一緒に祀られているのが面白いですね。
実は桑津天神社の拝殿前の入口ではなく、100メートルほど離れた場所に天神社の鳥居があります。こちらが本来の入口と思われますが、鳥居の向こうは公園になっており、公園と神社の間には道路もありました。
こちらは八王子社、須佐之男命と歳徳神が祀られています。歳徳神とは陰陽道でその年の福徳を司る神様だそうで、諸説ありますが、牛頭天王の后頗梨采女(はりさいじょ)や須佐之男命の妃クシナダヒメと同一視されるとのことです。
こちらは桑津公園と右に桑津中央会館、その隣には倉庫のようなものも見えます。
写真奥に見えるのが八王子社と鳥居です。
神社には祭事の日程が示されていました。訪問した2023年6月は、朔日祭・月次祭・大祓式がそれぞれの日にちに行われるようですよ。
神社内に年中行事も張り出されていました。こちらの神社ではオリジナル御朱印帳の購入もできるそうですよ。
桑津天神社では夏と秋の祭りの時に山車の巡行があるようです。ポスターの写真からも山車を曳く楽しさが伝わってきます。
桑津だんじりは東住吉区100物語で解説されるように歴史あるもののようですね。貴重な町の文化は今も地域の方々に愛され大切にされているんですね。
祭りの時はだんじりも見られ、緑の多い境内はエネルギーチャージもできそうな桑津天神社へ皆さんもぜひ行ってみませんか?
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