【大阪市東住吉区】2023年4月13日から4月16日まで開催中の山中孝夫作品展、とても素敵な作品の数々に楽しい時間を過ごせますよ!

アトリエ観

2023年4月13日から4月16日までアトリエ観で開催されている、山中孝夫作品展へ行ってきました。

1階作品1

入ってすぐの1階には人物画のデッサンが並んでいました。

1階作品2

山中孝夫先生からお話を伺ったところ、人物画のデッサンはひとつの絵につき2時間ほどで書き上げているとのことでした。

2階

階段をあがってすぐの部屋は西成区の街並みが描かれた絵が並んでいます。

2階奥

2階奥の小部屋はヨーロッパの絵や俳句などが中心にかざられていますが、入口正面に置かれたこちらの絵は西成の長屋の絵だそうです。(写真の人物が山中先生です。)洗濯物を干す女性の背中に、3歳の時に亡くなったお母様を重ねながら描かれたそうです。

カモミール

作品展のもうひとつの会場であるカモミールも案内していただきました。

作品A玄関を入ってすぐにキャンバスを3つ繋げた大きな絵がありました。

作品B

右は西成の木造アパート、左は谷町の長屋です。右の建物は『貴重な木造アパートが消える前に描き残しておかないといけない』と感じられたそうです。今では見ることのできない懐かしい大阪の景色を、絵を通して見ることができるのが嬉しいですね。

作品C

こちらも今は無くなってしまったお米屋さんの在りし日の様子です。こちらを描きながら『米』の文字の種類の多さに面白さを感じたそうです。

絵をよく見ると『米穀店』の米の字と、その下に下がった『米』の看板、右側の『配達  米』とその隣の『※』とのぼりの『米』の文字、全ての字の形が違っていました。

写真では見落としてしまいそうなさり気ないものも、絵を通す事で楽しく発見できるのが良いですね。

作品D

右はカモミールからアトリエ観へ向かう道の途中です。こちらは描いているうちに坂道のように見えてきてしまい描くのに苦労されたそうです。この道のようなカーブを描く道は錯覚を起こしやすいことに気づき、道幅を大胆に描くなど描き方に気をつけた作品だそうです。

他にもたくさんの絵が並んでいましたが、どの絵からも懐かしさや暖かい空気のようなものを感じることができました。こちらで紹介しきれない作品はぜひ直接ご覧になってもらいたいです。

展覧会は16日も行われていますので、みなさんも行かれてみませんか?絵について先生から直接お話を聞かせていただくことができますよ!また、会場では山中先生の画集やポストカードの購入もできるので、家でも先生の作品を楽しみたい方におすすめです。

アトリエ観はこちら↓

2023/04/16 06:09 2023/04/16 08:40
しのぶ

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