【大阪市東住吉区】田辺にある恩楽寺(おんらくじ)には模擬原子爆弾投下跡地の碑があります。
東住吉区田辺1丁目の
田辺小学校の西向かいにある恩楽寺(おんらくじ)では毎年7月26日9時26分にあわせて田辺の模擬原子爆弾追悼式が行われます。この近年追悼式には地域の小学校、中学校からも多く参加されています。1945年8月6日広島に原子爆弾が投下される11日前に本物の原子爆弾そっくりの形と大きさの模擬原爆(もぎげんばく)という爆弾が現在の田辺小学校の北側あたりに落とされました。これは本物の原子爆弾を落とすための訓練爆弾でした。死者を含む多数の被害がでました。この事実は1991年愛知県の市民グループ「春日井の戦争を記録する会」の方々が国会図書館でいろいろな文書を調べてはじめてわかったそうです。東住吉区田辺の地域が広島長崎の原子爆弾投下につながっていたのです。慰霊碑は模擬原爆でお父さまを亡くされた村田保春さんが建てられました。この碑の前でのつどいを通じて模擬原爆の事実と平和の大切さが語り継がれています。
今回の記事は、7・26田辺模擬原爆追悼実行委員会吉村さんにご協力いただきました。
『恩楽寺・模擬原子爆弾投下慰霊碑(もぎげんしばくだんとうかいれいひ)』はコチラ↓